皆さんこんにちは!とっておき近江八幡リポーターのツジです!
近江八幡市内にヴォーリズ建築を自宅兼Cafe&Barに自ら改修した方がいると聞き
面白そう!の一心でお会いしてきました。
こちらがCafe&Bar十人十家(じゅうにんといえ)さんの外観。
一見、カントリー調の住宅のようです。
お店の前に4台と斜め向かいの駐車場に4台、計8台の駐車場をお持ちです。
いざ!靴を脱いで店内へ!
店内は落ち着いた木のインテリアで構成され、洗練されつつも温もりを感じる空間です。
建築家でもあるマスターのこだわりを感じます。
木のカウンターテーブルに空いた穴には小さな人が。
お店の随所にこうした遊びが散りばめられているとのこと。探してみたくなりますね!
モダンな店内に和装で登場!こちらがマスターの田中さん。
カメラを向けると「こんな感じですか?」「どうしましょう?」と
気にかけてくれるサービス精神旺盛さをお持ちです。
建物との出会いは2019年、長らく空き家で老朽化していた邸宅に巡り合い、
「建替えではなく修繕し、残していってほしい」という売主の思いを、
建築デザイナーとして引き継ぐことを決意したそう。
当時の設計はそのままに、約1年かけて手直しをしただけと話される店内ですが
ドアノブの位置や動線など生活の不便さをまったく感じない設計になっていました。
これは「風の通りが良い窓の配置」や「住む人のことを考えた細やかな設計」など、
“ヴォーリズらしい”と言われる建築技法が100年以上も
先を生きる人の生活にも寄り添ったものだからなのでしょう。
お店では和洋折衷の店内の雰囲気に合わせて
昔懐かしいナポリタンやクリームソーダなどが
いただけます。
驚いたのは意外にも居酒屋のようなメニューが充実しているところ。
地元の人がフラッと立ち寄れるようにとの思いを込めて用意されたのだそう。
伝統と親しみやすさが調和された空間はヴォーリズ建築の特徴なのかもしれませんが、
古いものも大切にしつつ遊び心も忘れない田中さんの人柄が表れているようにも感じました。
今度は取材無しにお店自慢のプリンアラモードをいただきに行きたいと思います!